破産物件に関することなら

保証金とは

競売で破産物件を購入する場合、一般的な購入方法よりも安く中古住宅を購入することができます。また、不動産業者が介入しないため仲介手数料もかかりません。ただ、競売では破産物件を購入する際には入札方式が採られており、入札手続きを行う際には、保証金を支払わなければなりません。

保証金は破産物件の最低売却価格の2割とされています。支払い方法は裁判所指定の金融機関に振り込みます。落札した場合、保証金は代金の一部に当てられます。そして後日、落札価格から保証金を差し引いた金額が記載された納付期限通知が郵送されてきます。

もし落札できなかった場合、あらかじめ指定しておいた入札参加者の金融機関口座に全額返還されます。保証金の返還は落札者が確定後の約1週間ほどで振り込まれます。

ただし、落札したのに物件を買わない場合や、購入代金が支払えない場合などは、保証金は返還されません。

なお、競りの結果、2番目に高値をつけると、「次順位買受申出人」に申し込むことができ、最高値の落札者が何らかの理由で購入をキャンセルした場合に、次点落札者として購入する権利を得ることができます。これに申し込むと、最高値の落札者が最終的に残代金を支払うまでの間の約1ヵ月〜3ヵ月は保証金が戻ってきません。