破産物件に関することなら

競売物件の場合

競売制度とは、銀行からお金を借りて不動産を買った人が、不況による失業や倒産その他の理由でローンの支払いが出来なくなった時、金融機関が裁判所を通して、その不動産を差押え、競売に掛けることによって貸金の回収を図ろうという制度です。競売物件とはその競売にかけられた住居などのことです。

裁判所が決めた最低落札価格より高い値段を記入して、それぞれが入札し、その中で一番高い値段をつけた人が落札者となります。競売で売出される不動産は、一般に売りにでる不動産の相場よりも安く購入できるということで、一般の人々の競売による不動産取得が人気を集めています。

ですが、競売物件の場合では居住者がいる場合、基本的に建物内部を見る事はできません。
裁判所に備え付けれられている記録の閲覧は可能ですが、その負担を負うのは買主となります。　競売物件については、一般の不動産取引と異なり、買受け後のトラブルに関して基本的に裁判所が仲介等をすることはできません。

また、物件落札後も、買受人が代金納付完了後「不動産引渡命令」の申し立てを裁判所にすると、早い場合1〜2週間後には「不動産取引命令」が発令され、最終的には強制執行手続きにより、否でも退去せざるを得ません。

物件についての権利関係が複雑な場合も多数ありますので、まずは専門家にご相談されることをオススメします。